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5年3組リョウタ組 [読書]

5年3組リョウタ組
石田衣良さん著

郊外の公立進学小学校に勤務している5年3組の担任。
リョウタ。 25歳。
まだまだ若い熱血教師。 でもいまどきの普通の教師だと思っている。

この学校では1学年5クラスあるうちの一番を決めるクラス競争がある。
そこで1番になることが各クラス担任のサラリーマン的な成績。
しかし、リョウタはいつもびり。 ダメ組みやら馬鹿組と職員室で陰口をいわれ続けて3年目である。

そもそもリョウタにはそんなにクラス競争への意識がなかったのである。

しかし、4月の事件からはじまり、そして7月 12月、に事件があり、3月のクラス競争の結果がでる。
はたしてリョウタはクラス競争でよい成績が収められたのだろうか?



現在の小学校の教育問題を書いた作品。
普段メディアから写すニュースでは主に、子供を持つ親の目線から写したものが多いのかと思うが、これは教師から見た小学生達。
そしてその親達。
もちろん同僚の教師達が書かれている。

教育とは??? なんていうとても大きなテーマではなく、誰もが体験してきた小学生時代のお話を現代風に書いていると思ってもらえたらわかりやすいかな。 実際に僕も小学生でした。 そりゃそうだ。

小学5年生の思い出

僕の5年生のときは学級崩壊でした。

授業中に歩き回り、廊下でサッカーをする。 給食の時間はさらにヒートアップ、ヨーグルトが出た日にはストローでのハヤノミ競争。
スパゲティーは空を飛ぶ。 カレーはインド人さながらに手で食べるなどの状況でした。 結局、通常は2年間担任が変わらないはずが6年生になると担任がチェンジ!!
校内でも評判であった若い熱血男子先生が抜擢されて担任となりました。
もちろん、悪がきどもも抵抗むなしく鎮圧されていったのでした。
体罰なんて普通でしたね。 あのころ。
いまの先生はアイの鞭を与えずに何を与えているのだろうか?

あ、でも僕はこの熱血先生には殴られなかったですよ。
隣のクラスにいた若い女先生にびんたされたことありましたけど。
「親父にもなぐられたことないのに・・・」とはいえませんでした。
理由???

マンションの上のほうからかんしゃく球を投げて遊んでたら、同級生の妹の頭にあたって軽いやけどをしたとかの罪です。

子供の考えることって怖いですね。 もしもってことは考えませんから、皆様もくれぐれも屋上から色々投げるのは止めましょう。

6年生のときの熱血先生はクラスの歌をつくってくれました。
クラス全員が登場する、痛いところばっかりの歌でした。
今でしたら間違いなくPTAから大問題とされる歌詞でした。

それが前半。

後半になるとクラスがまとまりだしてクラスの歌が変更されみんながんばれ風に変わりました。
きっと1年間の予定が熱血先生にはあったのではないか?
なんて今になって思います。

不思議ですが小学校のときの担任の先生の名前ってみんな思い出せました。
でももう高校の担任って思い出せないな・・・。

小学校ってやっぱり大事な時期なんだって身をもって感じました。

教育に力を入れた親になりたいと今から密かに思うぞ




 
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コメント 2

ひね

いいですね、熱血教師
そういえば、最近は熱血教師のドラマもないなあ
by ひね (2010-11-07 01:10) 

よたろう

衣良さんの書は最近意識的に避けてます。
あまりにも簡単に
持ってかれるから。気持ちの拠り所を。[温泉]
by よたろう (2010-11-07 23:23) 

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